これからECを始める方は、物流に関しても知識が0からのスタートになる場合もあるかと思います。
自動出荷アプリ「シッピーノ」についてはシッピーノ本サイトでも解説していますが、このページでは背景知識の説明もしながら、本サイトでは書きにくい正直な解説をいたしますね。

背景知識についても説明を挟むので、読了に10分ほどかかってしまいますが、どうかお付き合いくださいませ。

また、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

まず知っておきたい、EC物流の業務フロー

自動化しないとこんなに大変!自前で出荷業務を行う場合

まずは自動化も外注もせずに出荷業務を行う場合を考えてみましょう。

そのケースだと、以下のような業務を注文が発生する度に行うことになります。

  • 注文情報の確認
  • 商品の取り出し
  • 商品のラッピング
  • 配送先の記入
  • 送り状の添付
  • 注文と商品をチェックしなおし、外箱に梱包
  • 集荷を待つか、持ち込みで出荷

もちろん、注文数が多くないうちはご自身で対応可能という方もいらっしゃいます。一方で注文が増えてくるに伴い、ECの運営メンバーでは対応しきれない業務量になってしまったり、マーケティングや仕入・商品企画に十分な時間を割けなくなってしまいます。

発送スタッフを雇用するという選択肢もありますが、出荷量が少ない時期や多い時期のバラツキがあると、対応しきれなかったり、逆に出荷量に比して人件費がかかりすぎてしまったりといったデメリットがあります。

そこで「物流代行」と「自動出荷ツール」が導入されるのです。

物流代行(物流倉庫)と自動出荷ツール

物流代行は物流倉庫とも呼ばれ、商品の保管や出荷業務を行う倉庫業者を指します。
物流代行は以下の役割を担います。

  • 倉庫における商品の保管
  • ピッキング
  • 商品の梱包などの物流加工
  • 出荷
  • 追跡番号の確認

Amazonが運営する「フルフィルメント by Amazon(以下、FBA)」や、各3PLなどが物流代行に含まれます。
ただ保管と発送を行うだけではなく、梱包といった物流加工に対応する点が特徴です。

物流代行のみでも出荷業務を外注することは可能ですが、それでも「ECの注文情報を出荷指示のデータに変換し、共有する」という業務が発生してしまいます。この業務も、注文数が増えてくると人員と時間を要します。

そこで物流代行と併用するのが「自動出荷ツール」になります。

自動出荷ツールは倉庫への出荷指示の自動化を行い、具体的には以下のような機能があります。

  • 複数ECからの受注の取り込み
  • 入金の確認
  • 注文確認メールの送信
  • 出荷指示データの作成
  • 送り状の発行
  • 出荷指示データの倉庫への共有
  • 出荷情報の取り込み
  • 在庫数の反映
  • 出荷完了メールの送信
Shopifyを例に、自動出荷ツールと物流代行の図解

シッピーノとはつまり何?

シッピーノは先述の「自動出荷ツール」に該当します。

シッピーノは次のモール・カートに連携しており、これらを繋ぐことで出荷業務を自動化いたします。

シッピーノの場合は、次のECや物流サービスに連携しています。

シッピーノが連携しているモールシステムと物流サービス

<EC・モール>

  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • PayPayモール
  • ネクストエンジン
  • Shopify

※Qoo10、BASEも連携予定!

<物流代行>

  • フルフィルメント by Amazon
  • LogiMoPro
  • ロジザードZEROを導入している倉庫
  • 佐川グローバルロジスティクス
  • CSVで出荷指示を行う全ての倉庫

※ヤマトフルフィルメントも連携予定!

シッピーノの最も多い導入パターン2選

具体的にシッピーノが導入されるパターンとして特に多いものをご紹介します。

Amazonから他のモールに進出したい

シッピーノはAmazonが提供する物流代行の「フルフィルメント by Amazon」と早期から連携しています。

AmazonでECを始め、他のモールに出店する際にもそのままFBAを使いたいというニーズで利用されるケースも多いです。

FBAは発送関連業務のほか、返品対応や配送に関するカスタマーサポートにも対応しているため、FBA+シッピーノの組み合わせは少人数でECを行う上で非常に強い味方になります。

株式会社セモア様の導入事例

フランス・パリ発の目元に特化したスキンケアブランド「CHRISTIAN BRETON(クリスチャン・ブルトン)」の輸入と販売を行う株式会社セモア様は、当初AmazonのみでEC販売を行っていらっしゃいました。そこから販路をYahoo!ショッピングや楽天に広げる際、シッピーノを利用し出荷業務を効率化。2名体制でAmazon、楽天市場、Shopify、Yahoo!ショッピングの運営を行っているとのことです。

シッピーノの導入に関しては「シンプルで取り組みやすい」とのお声も頂いています。

DtoCが軌道に乗ったので、出荷業務を外注&自動化したい

また、シッピーノはロジザードZERO導入倉庫やCSVで出荷指示を行う倉庫とも連携していますので、「これからECを始めるため、物流の体制をイチから作っている」というお問い合わせも多数いただきます。

直近では、プラットフォームとしてShopifyを選択されているお客様からのご相談が非常に多くなっています。

シッピーノは物流倉庫のご紹介も承っていますので、ECを始められるお客様の最初の設計のサポートも行えます。

Reima Japan株式会社様の導入事例

フィンランドの子供服ブランド「Reima」を日本で輸入・販売するReima Japan様では、ShopifyとAmazon運営の物流業務をシッピーノ&佐川グローバルロジスティクスの併用で自動化&外注化。

ルーティン業務を自動化し、1人で出荷関連業務とカスタマーサポートに対応されています。

物流代行の紹介も実施中

先ほどにも紹介しましたが、FBAのようなモール系の3PLではない物流代行をお探しの方向けには、提携している物流倉庫のご紹介も行っております。

紹介物流倉庫例:ECO宅さん

紹介物流倉庫例:ロジモプロさん

シッピーノの料金形態

月額料金は1モール連携につき9,800円+出荷件数に応じた従量課金(+SKUが500件を超える場合のみ、追加の従量課金)となります。

固定でかかる費用は連携課金の9,800円/月と年間保守費用の15,000円のみと抑えめに設定しており、出荷量の少ない事業者様でも安心してご利用いただけます。

①ストア(店舗・受注管理システム)と物流サービスの連携:月額9,800円、ストアに2つ目以降の物流サービスを追加する場合:月額4,800円

自動出荷の連携例

※ネクストエンジンは料金テーブル上では1つのストアとみなします。

②自動出荷の合計件数による従量課金

③全ストアのSKU数の合計による課金表(500件を超える場合のみ)

こちらのリンクから料金シミュレーションもできます!

https://www.shippinno.net/price.html

導入の手順

シッピーノはシンプルで理解しやすいというお声を頂いており、すでに物流倉庫・ECの設定が進んでいる方だと、最短で1営業日で自動出荷を始められるケースが多くいらっしゃいます。

また、シッピーノの設定に慣れたカスタマーサクセスが自動出荷の開始まで設定のサポートをさせていただいております。

①シッピーノ無料体験を申し込む

▼無料トライアルはこちら
https://shippinno.com/auth/register

②ストア登録と倉庫登録をする

③連携作成を行う


④商品登録をする

⑤ストアと倉庫の事前設定を行う(連携先のモールにより表示が異なります)

⑥自動出荷と在庫同期を稼働中に設定する

※詳細な手順はトライアル申し込み後にご案内いたします。


よくあるQ&A

さらに、多く寄せられるお問い合わせについて、抜粋してお答えいたします。

越境ECには対応できますか?

海外発送に対応した国内倉庫と連携することで対応可能です。

返品対応はしていますか?

対応している物流倉庫と連携することで可能です。FBAやロジザードZERO導入倉庫であれば、返品時の在庫反映も自動で行います。

包装などの個別対応はできますか?

対応している物流倉庫と連携することで可能です。ご要望を伺い、個別対応が可能な倉庫のご紹介が可能です。

ドロップシッピングに対応できますか?

シッピーノは倉庫に在庫がある状態でのサービスとなっており、注文を自動でかけるといった機能はございません。そのため、相性はそれほど良くないケースとなります。

倉庫にある在庫(商品)を購入された場合、出荷指示を自動で行い、倉庫にある在庫数を各モールへ反映をさせております

RSLと連携できますか?

シッピーノでは連携しておりません。楽天市場をEC展開の中心に据えており、RSLをメインで利用されたいケースでは、シッピーノと相性の良くないケースかもしれません。一方で、Amazonを中心にEC展開をし、FBAメインで利用されたいお客様に非常におすすめします。

ヤマトフルフィルメントと連携できますか?

現段階では連携していませんが、今後開発の可能性はございます。将来のご案内をご希望の方は、念のためにお問い合わせをお願いいたします。


OMS(受注管理システム)との違いは何ですか?

シッピーノは「複数モールの出荷を自動化する」という機能にフォーカスしているのに対し、OMSは「複数モールの注文を一元管理する」という機能を持ちます。複数店舗の注文情報を1つの管理画面で確認したい場合や、細かなカスタマイズが必要な場合はネクストエンジンなどのOMSの導入が別途必要です。逆に、出荷の自動化だけが目的の場合は、シッピーノのみで利用されるケースも多くございます。

商品登録をコピーして他モール・カートで出品することはできますか?

シッピーノでは商品登録をコピーする機能はございません。出荷の自動化に特化したサービスとなっております。

クロスモールやBOSSと併用することはできますか?

受注を取り込む際にエラーが発生する可能性がございますので、推奨していません。

12ヶ月経たずに解約する場合、年間保守費用は発生しますか?

12ヶ月経過後に年間保守費用をご請求させていただいておりますので、12ヶ月経過していない場合は、年間保守費用のご請求はございません。

シッピーノ料金に配送手数料や倉庫保管料も含まれていますか?

シッピーノが自動処理する機能(注文や在庫情報の連携、出荷通知メール送信など)のみの料金となります。物流倉庫側の手数料は別途発生いたします。

実際はどれくらいの時間で設定完了できますか?

早い方ですと1連携(例えば楽天市場×FBA)で3時間弱で完了され、即日自動出荷を実現されていらっしゃいます。設定マニュアルもweb上で完備しておりますので、お好きなタイミングでいつでも始められます。

導入事例は?

株式会社セモア様の導入事例

フランス・パリ発の目元に特化したスキンケアブランド「CHRISTIAN BRETON(クリスチャン・ブルトン)」の輸入と販売を行う株式会社セモア様は、シッピーノを利用し出荷業務を効率化。2名体制でAmazon、楽天市場、Shopify、Yahoo!ショッピングの運営を行っています。

シッピーノの導入に関しては「シンプルで取り組みやすい」とのお声も頂いています。

https://www.shippinno.net/voice_13.html

株式会社マルカワ様の導入事例

主にアパレルを取り扱う株式会社マルカワ様からは、FBAとシッピーノの併用についてこんなお言葉を頂いています。

「シッピーノの導入によって、在庫をFBAに統一できて、リアルタイムで更新できる。こんなにおいしい話はないということで、すぐに導入しようとなりました。」

https://www.shippinno.net/voice_07.html

アンカー・ジャパン株式会社様の導入事例

スマートフォンやPCの周辺機器を中心に、幅広い製品を世界的に展開するブランド「ANKER」様は出荷元をFBAに統一することで、月1万件を超える出荷規模でも2人体制でECを運営できているそうです。

https://www.shippinno.net/voice_08.html

Reima Japan株式会社様の導入事例

フィンランドの子供服ブランド「Reima」を日本で輸入・販売するReima Japan様では、ShopifyとAmazon運営の物流業務をシッピーノ&佐川グローバルロジスティクスの併用で自動化&外注化。

ルーティン業務を自動化し、1人で出荷関連業務とカスタマーサポートに対応されています。

https://www.shippinno.net/voice_14.html

【物流代行をすでに利用中の方へ】気軽にトライアルできます

シッピーノは1カ月ほどの無料トライアル期間を設けています。

FBAを利用中の方やすでに物流代行と契約済みの方で、EC側の出店も完了していれば、早い方だと1時間ほどの設定で自動出荷を体験されております。

まずは無料でトライアルし、シッピーノを体験してみてください!

EC自動出荷アプリ「シッピーノ」やEC物流に関する
ご質問ご相談