よく聞かれるご質問にお答えします!

シッピーノサポートにご連絡いただく方で結構多いのが、アプリ選びのコンペにおいて、

シッピーノとネクストエンジンのどちらがいいのだろう?

というケースです。これ実は、アプリジャンルがそもそも異なるため、比較するというのも少し違うんですね。今回はその背景に迫ってみたいと思います。

ネクストエンジンは「受注管理システム(OMS)」

楽天市場、Yahoo!ショッピング、auPayマーケット、Qoo10、Shopify・・・
これらのECサイトをもし、受注管理システム(OMS)無しで運用するとどうなるでしょう?

答えは「とっ散らかってめちゃめちゃになってしまう」です。受注管理というのは、

  1. 注文内容を確認する、サンクスメールを送る
  2. 注文後にメールで追加要望があれば注文修正する
  3. 今日出さないといけない注文を確認する
  4. 出荷指示書を出す、明細書を出す、送り状を出す
  5. 梱包する、中身と送り状に入れ違いがないか確認する
  6. 配送業者に渡す
  7. 荷物番号を各注文に登録する、出荷通知メールを送る
  8. 注文を完了にする

毎日これだけの作業をひたすら繰り返していきます。このルーティンを維持することで「どの商品を」「誰に」「いつまでに」「細かい要望があればセットして」ようやく、配送業者に渡すことができます。

ここまでの作業、ECサイトが1つ2つなら何とかできます。ですが冒頭のように多店舗展開されているとどうなるでしょう?

受注管理業務をECサイトの数だけ繰り返さないといけない!

ということになってしまいます(ECサイト5つなら単純計算で40工程・・・)。これらをネクストエンジンというプラットフォームで一元管理できるように環境を整えましょう、というのが受注管理システムの役割なんですね。

多店舗展開のEC事業者がネクストエンジンを導入すると、

  • 各ECサイトの注文を自動でネクストエンジンに取り込んでくれる
  • そのまま出荷したらいけない注文を特定のステータスに止めてくれる
  • ネクストエンジンが各ECサイトに在庫を一括同期、売り越しを防いでくれる
  • 出荷指示書や明細書をワンタッチダウンロードできる
  • 荷物番号をネクストエンジンに登録すれば各ECサイトに連携してくれる
  • 出荷通知メールをネクストエンジンが一括配信してくれる

これだけのことをネクストエンジン1つで完結出来るようになり、大幅な工数削減・効率的なEC運用を手に入れられます。ここに挙げたのは主要機能であり、これに限らずまだまだ沢山あります。

シッピーノは「自動出荷アプリ」

ネクストエンジンと比較される「シッピーノ」ですが、受注管理システムではありません。

EC注文を物流サービスに「出荷してください」と依頼するアプリ

なんですね。注文データを物流サービスに送信するだけなのです。(厳密にはもう少し機能があります)

シッピーノはネクストエンジンと違って取り込んだ受注を編集することができません。シッピーノは倉庫に出荷指示することに特化しており、取り込んだ受注はロックが掛かるイメージです。シッピーノができることは、

  1. 注文をECサイトから取り込む(ECサイトによってサンクスメール送信機能あり)
  2. 注文を物流サービスに出荷依頼する
  3. 出荷された注文の荷物番号を取得する
  4. 購入者に出荷通知メールを送信する
  5. ECサイトに荷物番号を反映し、注文を完了にする
  6. 倉庫在庫をECサイトに同期する(物流サービスによる)

と、たったこれだけ。とにかくシンプル設計でリリースしているため初期設定は最短60分で終わってしまうほどのカンタンアプリです。

EC事業者に適しているアプリはどっち?

とにかく「出荷さえしてくれればOK」ならシッピーノです。

  • 受注処理を必要としない/したくない
  • 購入者から細かい要望は受け付けないスタンス
  • 購入者に届くことが一番の満足度貢献だというEC運用

こちらのケースに当てはまる方であれば、最短60分設定でシッピーノによる出荷自動化がお勧めです。

「受注管理必須」のEC運用ならネクストエンジンです。

  • 運用しているECサイト数が多い(4サイト以上)
  • 同じ商品Aでも要望ありなら自社出荷、要望なしなら委託倉庫出荷というパターン
  • 予約注文商品で商品発送まで特定ステータスに留めておきたい
  • 要望のパターンが多い(メッセージ、のし、ラッピング、名入れ、おまけ)

こちらのケースに当てはまる方なら、ネクストエンジン機能を駆使して細かな受注処理の効率化を手に入れてみてはいかがでしょうか。

シッピーノとネクストエンジンの併用もあります

シッピーノ単体で連携できないECと繋げたい

日本にはたくさんのECサイトがありますよね。その内シッピーノが直接連携できるのは、

  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • Amazon
  • Qoo10
  • Shopify
  • BASE

の6サービスのみです。auPayマーケットやMakeShop、メルカリshopsなど他にも繋げたいECサイトがある場合はインターフェースとしてネクストエンジンを導入いただければ、シッピーノ連携が可能です。

通常はFBA出荷だが、メッセージカード希望の場合は自社出荷したい

「出荷業務の手離れをよくしたい」とは言え、運営しているECサイトのカラーにギフト対応可が色濃く出ていたりすると、委託倉庫にも頼めず自社出荷に頼らざるを得ないケースもあります。

商品Aの注文(特に要望なし)
 ・ネクストエンジン – シッピーノ – FBA
商品Aの注文(メッセージカード要望あり)
 ・ネクストエンジン – 特定ステータスに留める – 自社出荷へ切り替え

というように、シッピーノ単体なら不可能な受注ベースでの管理も、ネクストエンジン併用で実現できます。

RSLとFBAを併用したい

シッピーノではRSL(楽天スーパーロジスティクス)と連携できません。一方でネクストエンジンであればRSLと連携が可能ですので、ネクストエンジンとシッピーノを組み合わせていただければ、

  • ネクストエンジン – RSL
  • ネクストエンジン – シッピーノ – FBA

というような併用も可能になります。

まとめ

シッピーノとネクストエンジンの違いを以下にまとめてみました。

  • ネクストエンジンは受注管理システムである
  • シッピーノは自動出荷アプリである(受注修正ができない)
  • 出荷さえしてくれればOKなら「シッピーノ」
  • ECサイト数や受注要望が多ければ「ネクストエンジン」
  • EC運用に合わせて「シッピーノ」「ネクストエンジン」の併用も可能

EC物流でお悩みの方、ぜひシッピーノへご相談ください!

ここまでお読みいただきありがとうございました!
弊社では日々、貴社EC物流のお悩みを受け付けております。最適なご提案に繋がるようサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。