ECを立ち上げる事業者の「現状」は様々です
「自分で物販を始めてみたい」と思い立つ人は、毎日のようにいらっしゃると思います。どうやって始めるか、最初は何から調べたらいいのか、EC事業はやること・考えることは山のようにあります。その中でまず把握していただきたいことがあります。それは、
あなたが今、何をやっている人(状態)なのか
です。今何をやっているのか、というのは様々あるかと思います。
- 会社・パートで働いている
- 専業主婦・主夫である
- 勤務先の上長からECで新規事業を立ち上げろと言われた
- 独立のため会社を辞めた
どれも状況が全く異なり、使える時間や人・お金も全然違ってきますよね。

お悩みで多いのは「人が足らない」
挙げたケースで一部例外を除いて、大体が自分だけ・もしくは2-3名のミニマム体制なんじゃないかということです。例外については、出資を受けたり会社が新規事業に潤沢な予算を充ててくれるなど、人を雇える資金力が最初からあるくらいかと思います。
EC事業とは、人がいないと困る業務ばかりです。特に大変なところで言うと、
- ECサイトへの商品登録(写真撮影、商品説明考案など)
- お問い合わせ全般(質問、変更・キャンセル、クレームなど)
- 出荷業務(梱包、送り状発行、配送業者引き渡し、発送通知、注文完了処理など)
これらの業務を毎日繰り返すのです。見ただけでも目が回りそうになってきます。

あなたにしかできない業務を「やれない」ことが問題
でも、まだまだやらないといけない業務はたくさんあります。どれも大切なお仕事であることは間違いないのですが、あなたじゃないとやれない業務(コア業務と呼んでいます)というのが確実に存在します。それは、
「あなただけのショップ」というブランディング
です。ブランディングに繋がる業務は多岐に渡ります。
- 商品開発、買い付け
- ブランドストーリーの考案
- 独自イベントの考案
- リピート施策の考案
というように、外部の誰かでは進められないお仕事に大切なリソースを投入するべきなのです。

出荷業務こそアウトソーシングがお勧めな理由
出荷業務をアウトソーシングにした方がいい、ちゃんとした理由があります。
物流のプロだからこそ、正確性・スピード性を常に担保してくれる
ので、安心・安全にEC運用を成立させられるケースが多いのです。このルーティンワークの手離れが実現できると、社内リソースに余裕が生まれてコア業務に注力できるようになりますし、より良いアイディアの創出も期待できるのではないでしょうか。

「どうしたいか」を元にECサイト・物流倉庫を決めよう!
ECサイト、物流倉庫にはそれぞれ特徴があります。実現したいECに合ったサービスを選んでいくといいでしょう。
ECサイト
・モール型:集客力があるプラットフォーム(イオン、ららぽーとのイメージ)
Amazon、楽天市場などがこのパターン
出店料の他に販売手数料が発生する
・カート型:自社ドメインで出店(独立店舗のイメージ)
Shopify、BASEなどがこのパターン
モール型のような販売手数料は発生しないが自力で集客する必要がある

物流倉庫
・大手モール運用型倉庫:ECモールが提供している
FBA、楽天スーパーロジスティクスなどがこのパターン
送料、保管料など料金テーブルが一律で設定されている
365日稼働できることが特徴
梱包資材、ラッピング、同梱物の柔軟度は低い
・一般物流倉庫 :サードパーティロジスティクス(3PL)と呼ばれるタイプ
国内の多くの物流倉庫がこのパターン
料金は見積り提示(出荷量に応じてディスカウントなど)
平日+週末1日稼働、長期休暇(お盆、年末年始)が多い
梱包資材、ラッピング、同梱物の柔軟度が高い

EC・物流の組み合わせは十人十色です
例えば「売りたい物は決まってて、出品はできるだけシンプルに、発送は自分でやれない」というAさんには、
- Amazon FBAからスタートする
- FBAが軌道に乗ってきたら、楽天市場・Yahooショッピングなどに販路拡大する
というプランが提案できます。

FBAは出店~出品がとてもシンプル且つ、低価格(1商品100円 or 月額4,900円)でスタートできます。またFBAは出荷やカスタマーサポートもやってくれますので、納品まで完了すれば少ない運用工数でEC事業が進められるのです。
更に、FBAにはマルチチャネルサービスというAmazon以外の注文も出荷できる発送代行サービスも用意されており、楽天市場注文などの出荷倉庫として使うことができます。
次に「自社ブランド品を作ってて、公式サイトで訴求するブランドストーリーを感じながら、商品を手に取ってほしい」というBさんには、
- ShopifyやBASEで自社ショップを立ち上げる
- オリジナル梱包資材OK、購入回数に応じたノベルティ同梱可能な物流倉庫に委託する
というプランが提案できます。

購入者様のタッチポイント一つ一つを大切にされたいBさんの場合は、柔軟に対応してくれる一般物流倉庫(3PL)が強い味方になりますし、カート型ECは自社ドメインを露出する形になるので公式ショップを強く打ち出すことができます。
EC・物流を「シッピーノ」で繋げれば自動出荷が実現!
AさんやBさんの例は、ECサイトと物流倉庫を固めるまでは出来たのですが出荷指示は手作業になります。この状態では社内リソースは十分に解放できたとは言えないですよね。
- 楽天市場 – FBA(楽天注文をFBAに手入力で出荷指示する)
- Shopify – 委託先の物流倉庫 (Shopify注文を物流倉庫担当にメールで出荷指示する)
弊社サービスシッピーノを組み合わせれば、出荷指示の自動化が可能になります。最短60分で繋ぎこむことができ、注文~出荷指示~発送完了通知~注文完了処理までが全て自動処理されますので、貴社にしかできないコア業務にリソースを集中できる環境つくりが可能になるのです。

EC運用中で今問題がなくても、先手をお勧めします!
導入前検討でご連絡いただく方に多いのが、
今は注文も少なく業務は回っているから、もう少し増えたら導入します
というパターンですが、後手に回ることで最適なタイミングで施策を打てずに商機を逃してしまうということも考えられます。予測できる課題に対しては予防策を打つことが最善ですので、ぜひご相談いただけたらと思います。
EC・物流のお困り事、ぜひシッピーノへご相談ください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
弊社では日々、貴社EC物流のお悩みを受け付けております。最適なご提案に繋がるようサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。