世界最大規模のECプラットフォームShopify。スタートアップから有名企業まで、世界60万店舗以上で利用されています。多言語・多通貨対応が簡単という特徴があり、日本では越境ECサイトを中心に利用している企業が見られます。

2017年から2018年にかけては日本語対応が進み、今後、日本国内でもさらに利用企業が増えることが予想されます。国内向けのECサイトの開設・運営にShopifyを利用する場合、決済サービスとして便利なのがAmazon Payです。

Amazon Payは、Amazonアカウントの登録情報を利用して、Amazon以外のECサイトで新規登録する必要なく買い物ができる決済サービスです。EC事業者にとって、新規獲得、離脱防止、CVRアップなどの効果が期待できます。

ShopifyはAmazon Payに対応しており、決済方法のひとつとして利用可能です。ただ、その設定手順にややつまずきやすいところがあり、導入したいが後回しになっているというEC事業者の声も聞きます。

そこで本記事では、Amazon Payの基本の仕組みを押さえた上で、Shopifyストアに導入する際の手順を詳しく解説していきます。

販売事業者がAmazon Payを導入するメリット

Amazon Payは、Amazonユーザーが、Amazonアカウントに登録している住所情報とクレジットカード情報を使用して、Amazon以外のECサイトでも決済ができるサービス。

エンドユーザーにとっては、新規で利用するECサイトでも、住所情報やカード情報を入力する手間がなくなり、最短2クリックで決済が完了するという、非常に利便性の高い決済サービスです。

対応しているクレジットカードは、Visa、MasterCard、American Express、JCB(2018年9月時点)。

EC事業者がAmazon Payを導入するメリットとしては、新規顧客獲得率の向上やCV率の向上などが挙げられます。

また、クレジットカード情報をEC事業者側で保持する必要がないため、ユーザーおよび事業者双方にとって、セキュリティ面で安心できる決済サービスでもあります。

SHOPLISTやJINS、阪急百貨店など、有名企業のECサイトにもAmazon Payは導入され、効果を上げています。これらの事例は、Amazon Pay公式サイトにて確認できます。

また、中小規模のEC事業者にとっては、ユーザーの「はじめて利用する店でカード情報などを入力するのが不安」という理由での離脱を防ぐことができます。

Amazon Pay手数料と導入方法

―Amazon Payの手数料

Amazon Payの利用手数料は、物理的商品・サービスの販売の場合は4%、デジタルコンテンツの販売は4.5%となっています。

初期費用や月額費用、トランザクション料などは発生しません。

―Amazon Payの導入方法

Amazon Payは、日本を拠点とする販売事業者様向けのサービスです。

EC事業者がAmazon Payを導入するためには、日本の住所、日本の銀行口座、クレジットカード、電話番号が必要です。

EC事業者が利用しているソリューションプロバイダー(ECプラットフォーム)がAmazon Payに対応していれば、導入は簡単です。

まずAmazon Payアカウント登録、その後、Amazonの管理画面であるセラーセントラルでの設定およびアカウント審査を経て、ECプラットフォーム上で必要な設定を行います。

現在、日本国内で利用されている主要なECプラットフォームの多くは、Amazon Payに対応しています。

ECプラットフォームが対応していない場合は対応待ち、また、ECプラットフォームを利用していない場合は開発が必要になります。

Shopifyでも、Amazon Payに対応しているため、Shopifyで開設したECサイトに、Amazon Payを導入することができます。

ShopifyにAmazon Payを導入する方法

―Amazon Payアカウントの登録が必要

Amazon Payを導入する場合、まず、Amazon Payのアカウント登録が必要です。これは、どのECプラットフォームにおいても共通しています。

Amazon Payアカウント登録は、Amazon Pay公式ページの「「Amazon Payお申し込みフォーム」より行います。

登録の手順は次の通り。

1.「Amazon Payお申し込みフォーム」にて下記項目を記入・送信

・企業名
・姓名
・Eメールアドレス
・電話番号
・導入検討サイトURL
・ECプラットフォーム
・導入検討サイト年間売上

2.「法人登記・お取り扱い商品の確認」より、セラーセントラルのアカウント登録

・Eメールアドレス・パスワード登録
・事業者名・所在地・クレジットカード登録
・利用規約確認

ここで登録を行ったセラーセントラルのアカウントが、Amazon Payのアカウントとなります。セラーセントラルでは、Amazon Payのインテグレーションの管理、決済レポートのダウンロード、および購入者協議の管理を行うことができます。

なお、このアカウントはAmazon出品サービスのアカウントとの併用はできないため、Amazon出品事業者がAmazon Payに登録する場合は、Amazon Pay用アカウント専用のメールアドレスをIDとして用意する必要があります。

Amazon Payアカウントの登録が完了したら、追加情報の入力および審査があります。

まず、セラーセントラルの「設定>出品用アカウント情報」にて、代表者本人確認情報/運営統括責任者情報と銀行口座情報を設定します。ここまでで不備がなければ、Amazon Payでのアカウント審査が開始となります。

審査が完了したら、メールで連絡があります。審査には1~2週間程時間がかかるようです。

―Shopify管理画面からの設定

Amazon Payアカウント登録が完了したら、ShopifyストアでAmazon Payが利用できるよう設定を行います。

ShopifyでAmazon Payを利用する場合、Amazon Payの利用手数料以外の費用は発生しません。

Shopifyでは、まずShopifyストア管理画面の「設定>決済設定(支払い)」ページに行き、「Amazon Pay」の「起動させる」をクリックします。

すると、「AmazonクライアントIDを取得するには」「Amazon出品者IDとMWSアクセスキーIDとMWSシークレットアクセスキーを取得するには」という設定手順が表示され、その下に以下4項目の入力欄が表れます。
・AmazonクライアントID
・Amazon出品者ID
・MWSアクセスキーID
・MWSシークレットアクセスキー

ここで戸惑いがちなのですが、文中にある「Amazonセラーセントラル」へのリンクからセラーセントラルへログインし、次の手順を踏めば大丈夫です。セラーセントラルへのログインは、先の登録したAmazon Payアカウントで行います。

なお、「AmazonクライアントIDを取得するには」の手順4に記載されている「Javascript種類」と「リダイレクトURL」は後で必要になるので、確認できるようにしておきましょう。

・AmazonクライアントIDの取得

セラーセントラルにログインしたら、Amazon Payページ上部のドロップダウンから「Amazonログイン」を選択、ページ左部にある「新しいアプリケーションを登録する」を選択します。

ここで、アプリケーション情報を入力します。アプリケーション情報は、Shopifyストアに関する情報です。以下の項目を入力し、保存します。
・名前
・ストアの詳細
・プライバシー規約URL(ストアのプライバシーポリシーのURL)

アプリケーション情報を入力すると、「ウェブ設定」という項目が表れるので、ここをクリックすると、「クライアントID」が表示されます。

「クライアントID」の下には、先程の「Javascript種類」と「リダイレクトURL」が入力されているはずなので、確認しましょう。入力が必要な場合は、入力します。

ここまでで、「AmazonクライアントID」の取得が完了します。

・Amazon出品者ID/MWSアクセスキーID/MWSシークレットアクセスキーの取得

「AmazonクライアントID」を取得したら、Amazonセラーセントラルにログインした最初のページに戻り、ページ上部のドロップダウンから「Amazon Pay(本番環境)」を選択します。

さらに、ページ上部左にある「インテグレーション」にカーソルを合わせると表示される項目から「MWS Access Key」をクリックすると、以下の4項目が表示されます。
・(Amazon)クライアントID
・(Amazon)出品者ID
・MWSアカウント権限:アクセスキーID
・MWSアカウント権限:シークレットアクセスキー

※シークレットアクセスキーは「シークレットを表示」をクリックして表示

これらの情報を、Shopifyストア管理画面の「設定>決済設定(支払い)>Amazon Pay」ページの入力欄に入力すると、ShopifyストアでAmazon Payを利用するための設定が完了します。

設定が反映されるまでに2日程かかることもあるようです。

なお、Amazon Pay登録後にドメインを変更した場合、「JavaScriptの種類」と「リダイレクトURL」を更新する必要があります。

また、決済がされない場合、「設定 > チェックアウト > フォームのオプション」ページで、「会社名と住所(アパート、マンションなど)」のチェックを、「隠す」もしくは「選択させる」に変更、「フルネーム」を「姓のみを必要とする」に変更することで、解決するケースがあるようです。

Amazon Payでの支払いに関する処理や確認などは、基本的にセラーセントラルを通じて行います。

仕組みと手順を押さえれば簡単

以上がShopifyストアにおけるAmazon Pay導入手順になります。

一部つまずきやすいところはありますが、全体の流れを押さえた上で、案内に従って設定していけば、問題なく設定完了できるはずです。

手数料は決済が発生した時のみ、また、Amazon Pay手数料以外の費用はかからないというところも、気軽に導入できる点です。

導入しておいて損のない決済サービスであり、すでに多くのECサイトにおいて効果を上げた事例があるので、Amazon Pay公式ページなども参考にしてみてください。

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