Buy With primeとは?
Buy With primeは、自社ECサイトの「購入ボタン」に、「Buy with prime」という選択肢を追加できるサービスです。
Amazonの配送品質で商品が届くことがユーザーに一目で伝わるため、コンバージョン率の向上に繋がるといったメリットがあります。
導入のメリット
コンバージョン率の向上
サイトを訪問した人が決済まで完了する確率である、コンバージョン率の向上が最大のメリットです。
Buy with primeの公式サイトによると、平均して25%のコンバージョン率向上に寄与しているそうです。
これは、例えば元のコンバージョン率が1%のECストアであれば、Buy with primeを導入することで、1.25%のCVRに引きあがるイメージです。CPAで考えると、3,000円の獲得単価のECサイトであれば、2,400円に引き下がることを意味しますので、非常に大きなインパクトを持ちます。
広告施策への反映
Buy with primeを利用している場合には、Facebook広告などの画像を用いた広告において、「Buy with prime」のマークを利用することができます。
これにより、ECを訪れる前段階から、Buy with primeに対応した商品であることを遡及することができ、安心感アップにつなげることができます。
https://buywithprime.amazon.com/social-ads-for-buy-with-prime
Amazonで得たレビューの埋め込み表示
Amazon上のレビューを自社サイトに埋め込むことができます。
良いレビューが集まっていれば、商品を検討しているユーザーに安心感を与えることができます。
また、他の決済手段の購買と同様に、メールアドレスなど、CRM施策に必要な顧客情報を取得することが可能です。
導入方法
2023年9月現在、Buy with primeを利用できるのはアメリカ合衆国のマーチャントのみです。日本でも適用してほしいですね。
アメリカにおいては、以下の条件とステップで利用することができます。
- Amazonのフルフィルメントサービスである「Fulfillment by Amazon」を利用していること
- Buy with primeのアカウントを作成
- セラーセントラル、Amazon Pay、Buy with primeアカウントを紐づけ
- Buy with prime対象商品を選択
- Buy with primeボタンを自社ドメインのECサイトに実装
Shopifyアプリとしての提供
2023年9月に、アメリカで「Buy with primeをShopifyアプリとしても提供する」というアナウンスがなされました。
これまで自社ドメインのECサイトに実装するには、技術的な対応が必要でしたが、アプリとして提供されることで、簡単に機能を実装できるようになります。
Buy with prime自体がアメリカに限定された機能なので日本での展開は未来の話になると思いますが、ECの利用者に安心感を与えることができるこの機能は、ぜひ導入してほしいですね。
さいごに:FBAとShopifyをつなげる「シッピーノ」について
シッピーノはECサイトと物流サービスをAPIで連携し、注文情報を自動で物流サービスへと受け渡すことができるシステムです。
物流サービスはフルフィルメント by Amazonとも連携しており、ECサイトはShopifyをはじめとした主要ECモール・カートと連携しております。
Shopifyで発生した注文情報を自動でFBAに流すことができるため、少人数で効率的にECサイトを運営することができます。
ご相談は、以下のフォームからお気軽にどうぞ!