最近お問い合わせが増えています!
2025年2月にヤマト運輸のフルフィルメントサービス(ヤマトフルフィルメント)がサービス提供終了となり、倉庫移管先としてSTOCKCREWのご利用やご検討を始められた方が多いかと思います。
シッピーノ社では日々、物流スキームのご相談でお問い合わせをいただいておりますので、ここ最近弊社窓口でも耳にすることが増えてきました。その中でも特に多いのがこちら。
FBAとSTOCKCREW、併用はできるのか?
今回はFBAとSTOCKCREWの併用にフォーカスを当ててお話させていただきます。

結論、できます!

ネクストエンジン × STOCKCREW連携を例にした、FBAとの併用イメージです。ネクストエンジン注文がSTOCKCREWに送信される条件は以下です。
- STOCKCREW無料アプリで連携されている
- 注文データが「印刷待ち」ステータスにある
- 注文商品全てに商品分類タグ[STOCKCREW連携対象]が付与されている
FBAから出荷させたい商品はシッピーノで紐づけすれば自動連携されます。つまり、
- 商品A・・・シッピーノでFBAと紐づけ
- 商品B・・・商品分類タグ[STOCKCREW連携対象]でSTOCKCREWと紐づけ
という環境が整っていれば併用できて且つ自動化もできるのですね。
ネクストエンジンによる併用の注意点
二重出荷のリスク
FBAにもSTOCKCREWにも同じ商品がある場合(在庫分散の状態)、
二重出荷されてしまうリスクがある
という点に注意が必要です。二重出荷は送料も在庫も2倍の消費となり大きな損失になりかねませんので何としても回避したいところです。
どちらか一方の倉庫だけ出荷されるよう、以下のように制御すれば回避ができます。
- FBAから出荷させたい・・・商品分類タグ[STOCKCREW連携対象] を外す
- STOCKCREWから出荷させたい・・・シッピーノ商品登録を外す
詳しくは各サービスのサポートにご確認をお願いできればと思います。
合わせ買いで自動出荷されない
シッピーノもSTOCKCREWも、注文商品全てが同じ倉庫から出荷できる状態じゃないと連携されません。ですがネクストエンジン機能で事前に以下のように処理すれば解決できます。
- 注文を「確認待ち」に止めて出荷拠点商品別で伝票分割する
ネクストエンジンは非常に多くの機能を有しているOMSですので、上手に活用してオール自動化を目指していただきたいと思います。
楽天市場・Shopifyなど、他ECとの併用は?

楽天市場やShopifyなどのECサイトをシッピーノに直接連携してFBA自動出荷を運用している場合、各ECサイトからシッピーノが注文取込する条件に注意が必要です。
シッピーノが各ECサイトから注文を取り込む条件
<楽天市場>
RMS「発送待ち」ステータス<Yahoo!ショッピング>
注文ステータス「処理中」且つ、出荷ステータス「出荷可」「出荷不可」<Qoo10>
ステータス「配送要請」<Shopify>
フルフィルメント「未発送」<BASE>
ステータス「未対応」
STOCKCREWの各ECサイト受注取込条件は、ヘルプページを拝見する限りシッピーノ条件と概ね同一のようです。(念のためSTOCKCREWサポートにご確認いただくとより正確に把握いただけます)
二重出荷のリスク
FBA・STOCKCREWに同じ商品がある場合(在庫分散の状態)は、二重出荷にならないよう制御が必要となります。
- FBAから出荷したくない・・・シッピーノ商品登録を外す
- STOCKCREWから出荷したくない・・・STOCKCREWサポートにご確認ください
合わせ買いの場合
シッピーノもSTOCKCREWも、注文商品全てが同じ倉庫から出荷できる状態が自動出荷の前提です。ネクストエンジンの例と違い、ECサイト機能によっては注文分割できない場合もあり、合わせ買いが発生した際は、
FBA・STOCKCREWそれぞれに手動で出荷依頼しないといけない
というデメリットもあります。
まとめ
FBAとSTOCKCREWの併用ポイントを以下にまとめてみました。
- FBAとSTOCKCREWは併用ができる
- 在庫分散時は二重出荷にならないよう、設定による制御が必要
- 合わせ買いの時はネクストエンジンなら注文分割で対応ができる
- シッピーノとECサイトの直連携での併用は、STOCKCREW設定に注意が必要
EC物流でお悩みの方、ぜひシッピーノへご相談ください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
弊社では日々、貴社EC物流のお悩みを受け付けております。最適なご提案に繋がるようサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。