配送コスト”だけ”で物流サービスを選んでませんか?

売上アップを目指そうとすると、コスト削減の筆頭となる、

・配送料が一番安くできる物流サービス

に目が行きがちですよね。物流サービスは配送料以外にも基本料金・保管料・入庫料・各種オプション費用といった明細があり、特に見落としてしまうコストが保管料なのです。

コストを下げるために既存倉庫から移送費をかけて新倉庫運用を始めたつもりが、1か月後の明細を見て「あれっ?思ったほどコスト削減になってない」「むしろコストが上がっている」というお声をよく耳にします。

多店舗EC運営における物流サービス選びの”落とし穴”

運営されているECサイト毎のメリット(配送コスト減・速達ラベル維持)をフル活用するため、複数のフルフィルメントサービスをご契約されるケースが増えています。その結果、

・保管料コストが倍増
・納品業務の工数が倍増

となって、思わぬコストアップで疲弊してしまう状況が発生します。
これでは本末転倒と言えるのではないでしょうか。

売上トップのECによって最適な物流サービスは変わる

例えばですが、Amazon FBAが自社内の売上トップECの場合、

・FBA在庫を切らさない

ことが一番重要になってきますよね。

在庫管理は1箇所を見るだけでも本当に大変です。セールイベント・季節性・SNS影響(バズるなど)・緊急性要因(災害など)といった様々な外的影響で予想を上回る受注がしばしば発生します。
物流サービスメリットを活かす在庫分散を進める場合、以下のリスクを考える必要があります。

・分散した拠点の数だけ、在庫管理工数が増える
・在庫の横持ち(倉庫間移動)に大幅なコストが発生する

物流サービス毎の管理画面をウォッチしながら都度入庫作業を繰り返す必要があります。入庫マニュアルも異なりますので社内スタッフへの作業レベルの浸透であったり、マンパワーの確保といった見えないコストを見越した運用が求められます。

在庫の横持ち(倉庫間移動)にはこんなお話もあります。

売り上げトップ:FBA
「予想外の売れ行きで商品①のFBA在庫がゼロに。」
「送料メリット目的で併用中の倉庫Bには商品①在庫が潤沢にある。 」
 ・FBAに回すため倉庫Bから引き揚げ
 ・引き揚げた在庫のFBA納品プラン作成
 ・FBA倉庫へ発送
 ・FBA在庫切れ期間は5~6日になることも

物流サービスは”基本的に1つに絞る”のが◎

EC事業者様によって売り上げトップのお店は異なりますので、以下のような判断軸で物流サービスをチョイスすることがカギになってまいります。

大手モール型ECが売上トップの場合

自社ECサイト(カート型)が売上トップの場合

  

商材状況(大きさ・要資格)によって複数倉庫の併用というパターンもあります。

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