シッピーノを導入した感想

楽天市場 - FBAプラン、 Yahoo!ショッピング - FBAプランを導入

株式会社マルカワ様

リアル店舗発のアパレルEC。
FBAに在庫を統一して出荷を効率化、売上・利益も向上へ

シッピーノを利用しているEC事業者の方は、どのような理由で導入を決め、どのような運用をしているのでしょうか。さまざまな店舗さまにお話をうかがい、その事例を紹介していきます。
株式会社マルカワ EC販売事業部 部長 若林大輔(わかばやしだいすけ)様、EC販売事業部 販売課 主任 塚原智好(つかはらともよし)様に伺いました。
マルカワ様は、関東に広くリアル店舗を展開すると共に、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング、そしてWowma!(ワウマ)にもEC店舗を展開しており、楽天とヤフーでシッピーノを利用中です。

リアル店舗発のEC事業が月平均3,000件の出荷にまで成長
―御社でEC事業を始められたのはいつ頃ですか?

若林:スタート時期は2008年の4月です。販売店のスタッフの一人から提案があり、まずはやってみようと楽天からスタートしました。
最初は、発案者のスタッフが一人で、店舗の休憩室で作業をするという感じで、出荷もその店から行っていました。そこから5~6年ぐらい前に、さすがに一人ではきついということになって、二人体制になって、しばらくその体制が続いていましたね。

―現在は何名ぐらいの体制で運営されているのですか?

若林:今はEC事業部という部署があって、制作課と販売課に分かれています。制作課は7名、販売課は9名体制です。
出荷関連の作業を行っているのは販売課で、カスタマーサポートなどお客様からの問い合わせにも対応しています。出荷数は、平均で月3,000件ぐらいになっています。

―御社の場合、リアル店舗の在庫と、ECの在庫とがあると思うのですが、ECの方の出荷関連作業はどのようにされていますか?
FBA以外の倉庫も利用されているのでしょうか?

若林:アマゾンはFBAで、アマゾン以外のモールはシッピーノを経由して、基本的にFBAマルチチャネルで出荷するようにしています。FBAへの納品は、相模原に倉庫を持っていて、そこから商品を送っています。この倉庫に7名程スタッフがいます。
FBAで扱っている商品は10万点ぐらいです。基本的にFBAで扱えない商品はないのですが、1,000円以下の商品については、リアル店舗では扱っていますが、ECでは扱っていません。
また、FBAの在庫が切れたものに関しては、補足的にリアル店舗の在庫から引っ張って来るように自社でシステムを組んでいます。ただ、この部分は手動で1時間に1回ぐらい更新していくという形で、リアルタイムではないので、多少ずれが出ることもあります。

40代前後、男性が多めのユーザーのニーズとは? 店舗の特徴と強み

―メインユーザーはどういった層になりますか? モールによる違いはありますか?

若林:モールはデータが取れないところもあるのですが、リアル店舗では、男性が6割、女性が4割、年齢は男女ともに40代前後の方が多い感じです。
塚原:Wowma!はユーザー層が若くて、楽天やヤフーは中高年の方が多い感じもあります。

―注文の平均価格はどのぐらいですか?

若林:時期によって差があり、夏と冬とではだいぶ違うのですが、だいたい2,500円ぐらいです。

―アパレルECは競争の激しい業界だと思いますが、そんな中で、御社の強み、特徴はどういったところになるでしょうか?

若林:コンセプトがないというのが特徴といえるかもしれません。アイテム数が非常に多く、お客様から見ると、いろいろな商品があるので逆に面白い、宝探しみたいな感じで楽しんでいただければと思っています。
リアル店舗では、それぞれの地域に合わせることを大切にしています。流行のものでなくても、地域のお客様が好むのならそれをやれと。
それをECにもアップしていっているので、とにかくいろいろなアイテムがあるというのが、まず特徴ですね。

―販売課でお客様からのお問い合わせにも対応されているとのことでしたが、問い合わせの数はどのぐらいありますか? また、どういった問い合わせが多いのでしょうか?

塚原:メールと電話とで問い合わせを受けていて、件数は注文数に比例しますが、たとえば今の時期ですとメールが一日50~60件、電話が20~30件ぐらいです。
問い合わせ内容は、商品のサイズ感ですとか、今注文したらいつ商品が届くかといった問い合わせが多いです。また、割合的には多くないのですが、一日3~4件程度、返品交換に関する問い合わせもあります。
FBAマルチチャネルとシッピーノを利用してからは、在庫の精度が高くなったので、問い合わせも落ち着いています。

シッピーノ導入による出荷業務の効率化と利益の向上

―シッピーノ導入のきっかけは何だったのですか?

若林:弊社がFBAにかなり商品を入れていたこともあって、アマゾンさんから紹介いただいたのがきっかけです。
当時、注文数の増加とともにアマゾン以外のモールの出荷がパンク寸前になっていました。そこで、外部倉庫を借りてそこにFBA以外の商品を置いて、出荷作業を外注する仕組みを作っていたんです。
ただ、シッピーノを紹介していただいて、すぐに導入を決めました。その倉庫は、今はほぼ稼働しておらず、FBAに統一しています。

―シッピーノを紹介されてすぐ導入を決められましたか? 決め手は何だったのでしょうか?

若林:導入は話を聞いてすぐに決めました。弊社の社風として、まずはやってみてから考えるといったところがありますし、在庫を分散させたくないというのがありました。
当時、アマゾンでは売り切れているのに楽天ではまだ在庫があるというもったいない状況が起きていました。在庫を分散させるとどうしても在庫過多になってしまうんですね。
シッピーノの導入によって、在庫をFBAに統一できて、リアルタイムで更新できる。こんなにおいしい話はないということで、すぐに導入しようとなりました。

―御社の場合、完全自動化ではなく、出荷前に注文を確認してから出荷指示を行うプランをご利用いただいていますが、自動で対応できないのはどういった点になりますか?

塚原:「ネコポス」を利用している点と、備考欄にお客様からいろいろとご要望がある場合があるので、一通り目を通す必要があります。正直、完全自動の方が効率は良いのですが、ご要望にはなるべく応えたいと思っています。
備考欄のご要望としては、領収書のご希望や、配達日時指定やお客様の登録情報の変更などを備考欄に書かれる場合などが多いです。

―シッピーノを導入されて、出荷作業はどれぐらい効率化されましたか?

塚原:出荷を行う販売課のスタッフは、ピーク時には12~13名いたのですが、今は7名で、そのうちFBA以外のところで梱包を行っている人間も2~3名で済んでいます。
繁忙期の波もなくなってきましたね。昔は楽天のスーパーセール時には家に帰れないということも珍しくありませんでした。
在庫の精度が低いので出荷ができない、出荷が追いつかないのでお客様からの問い合わせが相次いで、問い合わせ対応に時間が取られてさらに出荷が遅れる、そしてお客様の信頼度がどんどん遅れるという負の連鎖でした。 今はFBAの在庫さえ切らさなければシッピーノの仕組みでどんどん出荷されていくので、助かっています。

―注文の取りこぼしがなくなるなどで、売上にも影響はあったのでしょうか?

塚原:在庫の精度が高くなったことで、楽天の「あす楽」、ヤフーの「あすつく」が利用できるようになったので、大きかったですね。FBA倉庫に納品すると、翌日在庫に反映されるので、その時点で「あす楽」「あすつく」にフラグを変えるようにしています。

―管理画面の確認はどの程度されていますか?

塚原:管理画面は、一日二回程度確認をしています。朝の新規取り込み受注と、あす楽・あすつくの注文受付を13時締めにしているので、その新規受注を取り込む際にも確認しています。

トータルで利益アップ!ECの成長と越境ECへの参入

―FBAマルチチャネルの利用は、コストを気にされるEC事業者様も多いのですが、FBAマルチチャネル、そしてシッピーノを利用される中で、コスト感をどう評価されていますか?

若林:繁忙期のこともふまえて、トータルで考えると、今の形が、一番利益が大きいと判断しています。
自社で物流をやっていたら、今は値上げ問題でも苦労したと思いますし、注文数に対応しきれずにパンクしていたかもしれません。
アマゾンさんのFBAは最先端のシステムだと思いますので、そこに任せるのが一番だと考えています。
ただ、弊社の倉庫からFBA倉庫に納品する部分は、ミスが出ないように自前でシステム化して、日々研究をしています。

―今後も、EC事業を成長させていかれる感じでしょうか? また、新たに考えられている展開などはありますか?

若林:EC事業の売上というのは、今は会社全体で30%ぐらいなのですが、40%ぐらいまで上げていきたいなと思っています。
あとは越境ECですね。実際に、昨年の10月ぐらいから、Amazon USAで試験的に参入を始めています。市場が大きい反面リスクもありますが、日本のEC市場は全体のレベルが上がってきていて、国内だけでは難しいところがあると考えています。
アパレル業界も、ECをやっているかやっていないかで業績に差が出ています。そこで重要なのが、とにかく最初にやってみることだと思います。弊社も、ECをまずは始めてみて、いろいろなトラブルや、お客様に怒られたこともありましたが、そういった経験を積むことがすごく重要だと思います。